この度、ユースシアタージャパンの新しい劇団代表となりました、Gregory Wolf(グレゴリー・ウルフ)です。
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経歴
アメリカのサンフォード私立高校を経て、バックネル大学 教養学部 演劇科に入学し、在学中に同志社大学へ留学。世界的に注目されているプレゼンテーションイベント『TEDx』にて制作・監修を担当するなど、芸術・多様性・教育活動への関心を深める。卒業時には「東アジア研究」と「演劇」を同時専攻し、2つの学位を取得。2017年4月、日米の友好関係に貢献する人材に送られる『日本勉強賞』 を、 CBS/SONY株式会社より受賞。
大学卒業後、再び日本にわたり、神戸の小学校・中学校で教員を務めたのち、2019年9月にユースシアタージャパンへ入社。オリジナルミュージカル『wordplay』のプロジェクトマネージャーとして企画や制作、作曲などを手掛けるほか、本年は『English Vocal Election vol.Ⅶ~全国英語歌唱コンクール〜』のプロジェクトマネージャーを務めるなど、様々なコンテンツ・パフォーマンスの発信に貢献。2022年12月に劇団代表として就任。
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まずは、本年も残りわずかとなりましたが、YTJの活動にご協力いただいたこと、誠にありがとうございます。YTJにおける活動の基盤はプロジェクトベースで多数のコンテンツやパフォーマンスを制作する過程において、リーダーシップやパートナーシップ、多様性を学ぶことにあります。
YTJメンバー、YTJメンバーのご家族や友人、スタッフに向けてメッセージを贈ります。
【YTJメンバーの皆さんへ】
YTJには、「新しいことを挑戦してみたい」という気持ちがある子どもたち、若者たちがたくさんいます。YTJメンバー皆、常に新しい言語(英語)、ダンス、歌、役に挑戦しています。その姿に私自身も幾度となく励まされ、勇気づけられてきました。感謝の気持ちでいっぱいです。
僕自身も、YTJメンバー同様、新しいことに挑戦するのが好きです。これからも皆さんと一緒に、どうやったらできるかを考えて、できるようにしていきたい。
そんな挑戦する心を持って、日々努力する事の大切さを忘れず、
仲間を大切に、一緒に楽しんで活動していきましょうね!
【YTJメンバーのご家族や友人の皆さんへ】
「自分の子供が、将来どんな大人になって欲しいですか?」。
YTJメンバーの保護者の方に質問することがありますが、大半の保護者の方々はこのように答えてくださいました。
「将来に何かに対して熱心になり、自分で自分の道を選んで、人生を歩むことができる大人になってもらいたい」。
僕も、保護者の方々と同じことを、全ての子どもたちに対して思っています。
高校生の頃から、僕は舞台芸術に関心があり、特にミュージカルには夢中になって全力で取り組んでいました。
舞台活動は、ただ観劇して「面白かった!」と言うエンターテインメントだけではなく、実際に演じる経験をしてみてほしいんです。なぜかというと、舞台をつくる過程においては、チームで協力していくことが何よりも必要だからです。
その過程を経験すると、人の考え方、価値観、習慣、志向性、スキルといった内面の違いに気がつくことになります。一見同じようにみえる人がいたとしても、きっとそれぞれ違う価値観を持っているはずです。こうした考え方や文化の違いがあっても、一つの舞台をつくりあげるためには、皆で話し合い、解決していく必要があります。これは、舞台活動のみならず社会においてもいえることです。
劇団活動を通して、社会でも役立つ経験がたくさん凝縮されています。
相手と向き合い、認め合って、多様性にふれる経験をしながら、一つの作品を創りあげる。
そうした過程を経て、何事にも果敢に挑戦し、自らの人生を切り拓いていける、素敵な大人になってほしいなと思います。
【スタッフの皆さんへ】
YTJスタッフは、子供の教育と成長を大事にしている人の集まりです。
常に子供と接しているレッスン担当のスタッフだけではなく、本部にいるマネージメントスタッフ、教材を作成しているクリエイティブスタッフ、全員同じ気持ちです。
僕は大学を卒業してからすぐ就職はせずに、アメリカに住む子供や若者たちの活動をサポートするためのボランティア活動をしていました。理由は、子供を育てることが社会の未来を支えることだと考えているから。
より良い社会を作るためには、子供と若者たちの教育が一番重要なことかもしれません。
そうした同じ想いをもっている人たちと今一緒に働き、とても充実しています。
皆に日々支えられ、感謝しております。
【最後に】
何かに挑戦できる子供や若者たちを育て、皆様と一緒に新しいことに挑戦していきたい。
たとえミュージカルが一番好きなことになってもならなくても、何かに対して熱心に取り組んでいる子供と若者たちの教育に貢献したいです。
メンバーのご家族や友人の皆さまと一緒に、個性豊かなメンバーがそれぞれ夢中になれることを見つけるようにサポートし、他のスタッフと一緒に、メンバーが良いパフォーマーならびにプロジェクトチームの一員、そして素晴らしい人間になることを目指し、教育することに取り組んでいきます。
大好きなメンバー、ご家族と友人、スタッフと、これからお会いすることを楽しみにしております。お会いした際には、ぜひ気軽に声をかけてもらえたら嬉しいです。
年末ご多忙のなかとは思いますが、皆さまお体には気をつけて、良き新年をお迎えください。
See you around!
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ユースシアタージャパン
劇団代表
Gregory Wolf
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