多くのミュージカルや映画などで「星」がたくさんの意味合いがついています。
ディズニーの名曲「星に願いを」、 ミュージカル『レ・ミゼラブル』に「Stars」という有名な曲もあり、 芝居やミュージカルや映画で特に輝いている演者を英語で“スター”とも言います。このように芝居の世界で「星」があっても、 実際の星は東京、ニューヨークやロンドンなど、演劇が盛んな都心で見ることはなかなかできません。たとえ、雲がなくても街の光に、多くの星の光が負けてしまいます。
しかし、YTJ活動には、星を見るチャンスがあります。それは合宿です。
先日「Summer Camp 2023」と「強化練習会」が無事に終了いたしました。参加してくださったメンバー、保護者様、スタッフ、本当にありがとうございました。
合宿では自然が豊かな施設に行き、 演目の練習をやりながら絆を深めます。
今年印象に残ったのは、ある合宿で、星の下で曲を歌っていたことです。 それはYTJオリジナルミュージカル『wordplay(ワードプレイ)』の曲。wordplayには「星」というイメージがたくさんでてきます。
これまでに作品を見た方はもうご存じだと思いますが
キャラクターたちが寂しくてお互いに不信を感じている時は・・・
「暗い空の中のひとりぼっちの星(Like a star, all alone in the sky)」
絶望になった時は・・・
「私には星がいなくて、暗闇だけ(No stars for me, only dark)」 「全部の星が一個ずつ消える(Every little star, they all go black, one by one)」
多様性を大切にしお互いの価値を認めあった時には・・・
「空には星がいっぱい!(The sky is full of stars)」 「私たちは星です!(We are stars!)」
など歌い、セリフを言います。
合宿では、一緒に歌い、踊り、演じる有意義な時間を過ごすことで、友情を深めることが出来ます。
さらに、星が重要なイメージになっているミュージカルの曲を、星空の下で歌うことは、合宿の価値が現れるとてもいい経験になるでしょう。
このようにスタジオでは体感できないあらゆる経験をし、合宿に参加する前よりも、成長できたと感じてもらえたら何よりです。この夏合宿での経験がいかせるよう、本番での成功を願っています。
劇団代表
グレゴリー・ウルフ