演劇の先生とITのCEOの共通の好きな言葉をご存知ですか?
「Fail Faster(早く失敗しろ)」という言葉です。
こちらを検索すると、ITやビジネスの戦略の解説が出てきます。
例えば、アプリを作りたいなら、とりあえず早く作って、ユーザーに提供して、
ユーザーのコメントを踏まえて改善していたら、アプリが早く完成させることができます。
ユーザーに提供する前に完璧主義になるまで締め切りを永遠に伸ばしながらこだわると
もっと時間がかかり、結局、商品のクオリティーもそこまで良くなかったりします。
なぜかというと、ユーザーに使ってもらわずに抽象的な話の中で完璧なものにしようと作る方法より
実際に使った人に「失敗」を指摘されて改善する方法の方がいいものになるからです。
完璧にしてからお客様に見せることは自分のエゴを守りますが、実際の成長を妨げられています。
自分のわがままなエゴを犠牲にして、
早くお客様に見せて、早く失敗して、早く改善した方が、
結局いいものなって、そんなに時間もかからないという考え方です。
しかし、ITだけじゃなくて、教育も同じだと思います。
失敗する学生は学ぶ学生だと思います。
英語を学んでいる日本人でスピーキングの中で「英語を失敗したくない」と考えている方も多いかもしれないですが、
僕からのアドバイスは:失敗を恐れないでください。
一番失敗していない人は一番学んでいない人だと思います。
なぜかというと、失敗して指摘されて学びますから。失敗は成功のもとです。
この理由で、YTJレッスンでメンバーは見せ合いをたくさんします。
メンバーが完璧な上手にできない時も多いです。それでも構いません。
人に見せる目的は褒めてもらうことではありませんから。それはわがままの目的です。
レッスン中にお互いに見せるときに目的は皆が成長することです。
自分のエゴから離脱すればするほど成長できると思います。
成長の速度を向上するために、失敗の価値を認める必要があると思います。
もちろん、「失敗」が「絶望」になることはありますから、
そうではなくて、「失敗」が「改善」につながるやり方を養う環境を提供したいです。
YTJメンバーが安全に失敗して欲しいです。
失敗を乗り越えて成長することと、より大きい幸せに結局つながる失敗をして欲しいです。
僕がこれを言っていても失敗することは苦しいとまだ思います。
自分が失敗することを全然好きではありません。嫌いです。
しかし、その嫌いと気持ちを乗り越えるようにがんばります。
諦めたくなるときに自分に「Fail Faster」をリマインドして、改善と成長に向けてチャレンジします。
全てのYTJのメンバーにもこのやり方をして、
どんどん上手になって欲しいと思います。
そのために、失敗しても諦めない安心できるポジティブな環境をレッスンで提供したいです。
一緒にチャレンジしましょう。Fail faster!
劇団代表
グレゴリー・ウルフ